9月に入り、「ぎっくり腰」の患者さんが増えております。
医療的には「急性腰痛症」と呼ばれ、症状は筋肉的なもの、関節的なもの、腰椎椎間板ヘルニアのような神経的なものも隠れていると言われ、要経過で症状を診ていかなけれがならないです。
痛みがとても強く、立ち上がれない、歩行困難で救急車を呼ぶ方も少なくはありませんが、痛みが発生するきっかけはほんの些細なこと。
荷物を持とうとした時、椅子から立ち上がる時、中腰になった時など患者さんから聞くエピソードは、ちょっとしたことが引き金となっていることがほとんどです。
それらは、発症する前の身体の状態が原因です。
筋肉が硬い、関節が硬い、姿勢が悪い、歩行が悪い、重心のかけ方など日頃の生活動作の中で少しずつストレスが加わり、いつ「ぎっくり腰」になってもおかしくない身体の状態であったことは間違いないでしょう。