60歳以上になりやすい変形の代表的なものは「変形性膝関節症」や「変形性股関節症」ですが、今回解説する「変形性腰椎症」もまれではありません。
変形は加齢に伴い、骨や椎間板(軟骨)が変形、骨の一部が骨棘化(とがってくる)して神経を圧迫することでシビレや力が入らない、感覚が鈍るなどの症状がでてきます。
変形性腰椎症は整形外科でのレントゲン検査で診断でき、変形が初期または軽度の場合には神経症状を引き起こさずに、周りの筋肉の硬さによって腰痛が発生します。
まれに40代の方も変形する場合があり、初期であっても進行を防ぐために治療することが大切です。
変形が原因で、「脊柱管狭窄症」になることも多いため非常に注意が必要です。